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イエくんイエくん

田舎に家を建てる費用ってどれくらいかかるものなんだろう

ソルくんソルくん

田舎に家を建てる費用は3,372万円だね。土地付きの注文住宅の場合は3,980万円になるよ

イエくんイエくん

へ~そうなんだ!都会と比べてどれくらい違うかとかどうやったら費用を抑えられるかも気になるなぁ

ソルくんソルくん

そうだよね。そこで今回は田舎に家を建てる費用と都会との比較、費用を抑える方法を解説していくね。

イエくんイエくん

よろしくお願いします!

田舎に家を建てる際に必要な費用は?その内訳を解説

家を建てる際に必要な費用の内訳

住宅金融支援機構によると、田舎に家を建てる際に必要な費用は3,372万円になります。土地付きの注文住宅の場合は3,980万円です。「田舎」というと曖昧な表現になりますが、ここでいう「田舎」は首都圏や東海圏、近畿圏以外のこととしています。

田舎に家を建てる際に必要な費用の内訳

家を建てる際にかかる費用の内訳は大きく「本体工事費用」「別途工事費用」「その他諸費用」の3つに分けられます。それぞれ分かりやすく解説してきますね。

本体工事費用

建築中の住宅

本体工事費用とは、建てるお家そのものにかかる費用のこと建てるお家にかかる費用のことです。これは建物自体にかかるお金のことなので、駐車場や庭といったものの費用はここには含まれません。ただし、ここには完成した建物のほかに、家を建てるために必要な足場やトイレの設置などの費用も含まれます。

よくハウスメーカーなどの広告で住宅価格が表示されていて安いと思う人もいるかもしれませんが、それは住宅の価格、つまり本体工事費用が表示されている価格で、その後別途工事費用やそのほかの諸費用が加算されます。

TIPS

一般的に住宅の価格が7割、土地の費用が3割といわれている。広告の住宅価格が2,000万円だった場合の総費用は2,800万円くらいになる。

別途工事費用

植物が植えられたお家

別途工事費用とは、建物以外にかかる費用のことを言います。例えば、既に建っていた既存建物の解体や地盤が緩いから改善が必要というときの補強工事費用、駐車場、空調設備の工事などがここに入ります。

どんな場所にお家を建てるかによってこの費用は変わってくるので、どんな土地を購入するか、あるいは持っていたかが重要です。

TIPS

もし安く購入できそうな土地があっても何か問題があるような土地だと追加の費用が高くなってしまうので注意が必要。

その他諸費用

家を建てる際に必要な書類

その他諸費用とは住宅を購入した後に必要な登記の費用や住宅ローンの保証料、仲介手数料、契約書の印紙税などがあります。これらの費用は現金で支払うことが多いので、しっかりと現金を確保しておくことが必要です。

仲介手数料

不動産の売買の際に売主と買主の間に入ってサポートする費用。仲介手数料はサイトによって表記が異なるが、計算式の違いで最終的な費用は同じ。

仲介手数料は法令上では次のようになっています。

200万円以下の金額5.5%
200万円を超え400万円以下の金額4.4%
400万円を超える金額3.3%
出典:国土交通省

例えば、価格が500万円だった場合、200万円×5%+200万円×4%+(500万円-400万円)×3%+消費税(1.1%)という計算式になります。これを計算すると231,000円になります。

しかし、この計算方法は計算が手間で面倒なので速算式というものが使われます。一般的によく見る表はこちらだと思いますが、どちらの計算方法を用いても最終的な費用は同じです。

200万円以下の金額売買価格(税抜き)×3%+6万円+消費税(1.1%)
200万円を超え400万円以下の金額売買価格(税抜き)×4%+2万円+消費税(1.1%)
400万円を超える金額売買価格(税抜き)×5%+消費税(1.1%)

参考:その他諸費用に含まれる一部の税の費用

いくつか参考程度に必要な税金の表を載せておきますので、こんなものが必要なんだくらいに覚えておきましょう。

契約金額本則税率軽減税率
10万円を超え 50万円以下のもの400円200円
50万円を超え 100万円以下のもの1千円500円
100万円を超え 500万円以下のもの2千円1千円
500万円を超え1千万円以下のもの1万円5千円
1千万円を超え5千万円以下のもの2万円1万円
5千万円を超え 1億円以下のもの6万円3万円
出典:不動産売買契約書の印紙税の軽減措置
内容課税標準税率
所有権の保存不動産の価額1,000分の4
売買または競売による所有権の移転不動産の価額1,000分の20
出典:登録免許税の税額表

土地付き注文住宅と土地なし注文住宅のエリア別の費用を比較

注文住宅を建てる際に必要な資金の全国平均は3,572万円で、土地付きの注文住宅の場合は4,450万円です。首都圏等と田舎でどれくらい違いがあるのかを比べてみたいと考えている人もいるかもしれないので、表にまとめてみました。

次の項でここからわかることを解説していきますね。

土地なし注文住宅のそのほかのエリアとの費用比較

エリア金額
全国平均3,572万円
首都圏3,899万円
近畿圏3,778万円
東海圏3,650万円
その他(田舎)3,372万円
参考:2021年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

土地付き注文住宅のそのほかのエリアとの費用比較

エリア金額
全国平均4,455万円
首都圏5,133万円
近畿圏4,658万円
東海圏4,379万円
その他(田舎)3,980万円
参考:2021年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

土地なし注文住宅はどのエリアでも費用はあまり変わらない

先ほどの表を見てもらえればわかるかと思いますが、土地なし注文住宅はどのエリアでも費用はあまり変わりません。首都圏で土地なしの注文住宅を建てようとすると3,899万円かかり、田舎の場合は3,372万円なので、527万円の違いになります。

確かに、572万円は大金です。しかし、思っていたほどの違いはありましたか?おそらくもっと違いがあると思っていたという方がほとんどだと思います。首都圏で家を建てる際に必要な費用は、建物自体ではなく、土地に掛かっているということが理由です。

この土地にかかる費用について、次から詳しく解説していきますね。

土地によって最終的に建てられる家は変わる

上にさかのぼって見直すのは大変だと思うので、先ほど示した表をもう一度持ってきました。

エリア金額
全国平均4,455万円
首都圏5,133万円
近畿圏4,658万円
東海圏4,379万円
その他(田舎)3,980万円
参考:2021年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

これを見ると、首都圏が5,133万円で田舎が3,980万円なので、1,153万円の費用の違いがあることが分かります。しかし、これは単に1,153万円が土地の値段かといえばそうでもないかもしれません。土地と住宅にどのような割合で費用を振り分けるかによって満足度は変わる可能性があるので、土地にいくらくらい費用をかけるかを考えてみるといいですよ。

例を用いて説明しますね。例えば、首都圏に5,000万の家を建てる場合と田舎に5,000万円の家を建てる場合を考えてみます。一般的に土地の代金と建物の代金は3:7くらいがいいといわれているので、今回は1,500万を土地代金とします。

首都圏に家を建てる場合

首都圏のお家

首都圏に家を建てる際には、まずと土地の費用で1,500万円使用されることを考えると残り3,500万円でお家を建てます。3,500万円あれば全国の平均くらいのお家は建てられるので、すべての理想を叶えることはできないかもしれませんが、ある程度の理想を叶えることができるでしょう。

首都圏の土地代が高いのは前の表で説明しました。つまり、1,500万円からあと少し土地代を低くすることはできても住宅の建築にまわせるお金は決して多くはなりません。

予算を引き上げない限り住宅を建てる際に使用できるお金はあまり変わらないのでキッチンの収納や浴室暖房などの欲しいと思っている設備をすべて取り付けることはできない可能性があります。

田舎に家を建てる場合

田舎に建てられたお家

田舎に家を建てる場合を考えてみると、1,500万円もあれば十分に広いお家に住むことができ、住宅自体の設備もある程度理想を叶えることができます。しかし、1,500万円も土地の代金にまわさなくていいという方は、もっと住宅に費用をかけることができるので、自分の望む部屋の広さと欲しい設備をすべて整えられるかもしれません。

もちろん首都圏と比べるとアクセスの悪さとか近くに欲しいお店がないということはあるかもしれませんが、それでも良いと考えている方は非常に満足度の高いお家を建てることができます。

家を建てる際の費用を抑える方法

家を建てる際の費用を抑える方法は4つあります。このような方法があるので取り入れられそうなことがあれば取り入れてできるだけ安い費用で理想のお家を目指しましょう。

  1. 延床面積を減らす
  2. 建物の形をシンプルにする
  3. 水回りをできるだけ近くにまとめる
  4. 部屋の仕切りを減らす
  5. 相見積もりをする

延床面積を減らす

家を建てる際の費用を減らすために延床面積を減らすことも効果があります。前の方で説明した本体工事費用は坪単価×延床面積で計算されます。そのため、延床面積を減らすことが家を建てる際の費用を抑えることにつながります。

延床面積

延床面積は各階のすべての床の面積を合計した面積のこと。2階建てのお家の場合は、1階と2階の床面積を合算した値が延床面積になる。

建物の形をシンプルにする

シンプルな形状の建物

建物の形が複雑だと材料費がかさんだり、工事にも手間がかかったりするので、費用が高くなりやすくなってしまいます。特に外観にこだわりがないならシンプルめにしてあげると建築の費用を安く抑えることができるでしょう。

水回りをできるだけ近くにまとめる

水回りが1階と2階どちらにもある場合は配水管が複雑になってくるので工事費用が高くなります。各階にトイレを設置するという人もいますが、できるだけまとめてあげると費用を安く抑えることができます。

部屋の仕切りを減らす

仕切りのない部屋

部屋の仕切りを減らして部屋の数を少なくするとドアや壁に使用する材料などがカットされるので、建物を建てる費用を減らすことができます。個々のお部屋にしなくてもよさそうなところはDIYでもできるような簡易的な仕切りくらいにして部屋の数を減らすのがおすすめです。

相見積もりをする

自分の希望に合った土地・建物の条件で相見積もりをしてみると、建築にかかる費用がハウスメーカーによって全然違うということもあり得ます。2~3社ほど選んで相見積もりをしてもらい、自分が一番理想を実現してくれそうというところや価格が安いところにお願いするといいですよ。

ただし、極端に費用が違うという場合は注意が必要です。なぜそんな金額になるのかをしっかりと納得できない場合は安すぎるところにはお願いしない方がいいかもしれません。

価格の相場が分かるようになるので、変に高い金額で工事を頼んでしまったということになりにくくなります。

田舎と首都圏どっちに住むのがおすすめ?

田舎と首都圏のどちらに住むのがいいかは人それぞれの好みによって分かれてくると思うので断定はできません。しかし、どちらにも住んでいる筆者の意見としては田舎に住むのがおすすめです。ただし、どちらもメリットデメリットがあるので、自分に合った方を選ぶようにしましょう。

田舎のメリット・デメリット

私が思う田舎のいいところはこのようなものがありますが、本当に住む場所によって変わってくると思います(笑)。ただ、田舎といっても少し行けば都会に出られるというところもあるので、そういった場所に住むと田舎と都会の両方のメリットを受けられます。

  • 自然が豊かでリラックスできる
  • 夜は人が少なくて適当な恰好で出れる
  • ネットでほとんど届けてくれる
  • 満員電車がない(車が便利)
  • 優しい人が多い

反対に、デメリットとしてはこのようなものがあります。あまり外に遊びに行かないという人や趣味が釣りやスノーボードといった自然が必要なレジャーが好きな人は趣味を楽しみやすい環境だと思います。

  • 自然が豊かすぎて何もない場所がある
  • 夜遅い時間に都会で開いている店もい田舎は少し早めに終了する
  • 遊びに行く場所が少ない
  • 車がないと不便
  • カエルがうるさい

首都圏・都会に住むメリット・デメリット

首都圏・都会に住むメリットはこのようなものがあります。お買い物がしたいと思った時にネットで買って自宅に届くのを待てない場合も少し外に出ればほとんど手に入ることやどこでも電車で行けてアクセスがいいというのがメリットです。

また、グッズなどの限定品は都会でしか手に入らないということも多いので、そういったものをすぐほしいと思う人は都会に住む方がいいかもしれません。

  • 遊ぶ場所が多い
  • すぐに欲しいものが手に入る
  • いろんなところから来た人が多くて沢山の出会いがある
  • 電車が多くてアクセスがいい
  • 夜遅い時間まで開いている店が多い

反対にデメリットとしてはこのようなものがあります。車を運転したくないという方や便利さの方が大事という方、満員電車が嫌でもその時間を避けて電車に乗れる人は首都圏・都会に住む方があっていると思います。

  • 満員電車が多い
  • 人が多くて夜も騒ぐ声が聞こえる場所もある
  • 物価が高い
  • 車を持ちにくい

田舎と都会を比べて自分に合った場所にお家を建てて楽しく暮らしましょう

田舎と都会では家そのものを建てる費用は大差はありませんでしたが、土地の費用に大きな差がありました。どんな所に住みたいか、どんな家にしたいか、どれくらいの予算を考えているかを総合的に見て自分に合ったお家を建ててくださいね。

ほとんどの人が人生で1度きりの買い物なので、後悔のないようにしていきましょう。